バカ犬あずき(フレンチ)とあかんたれセレッソ大阪を眺めるブログ
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緊急告知ー恐怖! 肉着きの面
私じゅんごるのお酒とカラオケの師匠である能楽師,山中ガショウが「道成寺」に挑戦いたします.

師匠にとって真打ち的なイベントらしいです.

3月25日,国立能楽堂で行われますので皆様方お誘い合わせの上いらしてください.チケットのお問い合わせはえろうどんまで.

『オモテのウラバナシ~面ノ裏話』
般若




能面の説明をするとき、わたしは必ず「般若」をご覧頂くようにしています。

金色に輝く眼、耳まで裂けた口、振り乱した黒髪…。
とてもインパクトのある造型の中でとりわけ印象的なのが、ひたいより生い上っ
た二本の角でしょう。

恐ろしい形相から誤解されている方がいらっしゃるといけないので確認ですが、
般若は女のひとです。

面白いことに中世において角は女の人の専売特許なんです。

そう言えば、角隠しをした花婿を見た事はないですもんね?!

しかし、鹿や獣、カブトムシや昆虫にしたってオス♂に角がはえるのに、なぜ人間だけ逆さまなんでしょう。

人は恋をすると、胸がチクチク痛くなると言います。
この胸のトゲがからまりあい、絡まりあい外に剥き出しになったのが「般若の角」なのではないでしょうか。

則ち情念の塊、情愛の塊です。

本来、ココロの一番奥にあるべきモノが、剥き出しになってしまった悲しい女性が般若なんだと思います。

今回の道成寺に使用する般若は先年、縁があって手に入れた私の取って置きの面です。

いままでたくさんの般若を見てまいりましたが、これ以上の名品は無いと言っても過言ではないでしょう。

おそらく江戸初期くらいの大和という名工の作と思われます。

この般若の前の持ち主は能楽師ではなかったため、不幸にも長年人目に触れていなかったようでした。

私の元にやって来た時も、水玉のビニールの風呂敷!に包まれ、有名な肉の万世の紙袋!に入れられている哀れな状態でした。

当時、そんな事から皆さんに面をご覧頂こうと、般若をメインにしたレクチャーでこの面をかけた事がありました。
普通、面をかけると視野が狭くなって運動能力がかなり落ちるのですが、この般若は逆に五感が冴え渡る感覚を覚えました。

葵上を舞い終え「さすが良い面は違うなぁ」なんて考えながら舞台上で面を外そうとすると、

!?



!!!!!!!!

とれないっ!!!!

取れないんです、ホントに!!

お客様の視線を背中に浴びながら、やっとの事で面を外しました。

これが世に言う「肉着きの面」かとゾクッとしました。

何百回も面をかけていますが、こんな経験はもちろん初めてでした。

般若はもっともっとステージで舞っていたかったのでしょうか…。


今回、この般若にとって何十年ぶりかの大舞台になります。
面と共に、みごと想いを燃やし尽くしたいと思っています!
終演後、皆様に「素顔」でご挨拶出来るよう頑張ります!


3/25/12:30『能へのいざない~道成寺、披キ』
チケットございます

2007/3/25/sun
/12:30開演
/国立能楽堂~東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1

〈プログラム〉

能「経正~替之型」
シテ/梅若六郎
ワキ/殿田謙吉

狂言「素枹落」
シテ/山本則直
アド/山本則孝
  /山本則俊

能「道成寺」
シテ/山中ガショウ~披キ
ワキ/宝生欣哉
アイ/山本東次郎
  /山本泰太郎

能「合浦」
シテ/山中景晶~初シテ
ワキ/殿田達也
アイ/山本東次郎
  /山本則重
  /山本則秀
  /遠藤博義

♪チケット料金

S(正面)/¥15000

A(ワキ正)/¥7500

B(中正面、GB)/¥5000


肉着きの面に取り憑かれた師匠の舞と素顔を見たい人は国立能楽堂へ急ぐあず!
はんにゃー

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